押勝日記

趣味と日常について。読書、ゲーム、食事、お酒。

ゾンビ・ガール

ゾンビ・ガール、という映画を見た。

ジャンルは、ホラーコメディ。コメディと言っても、ゾンビ映画なので、グロ表現は普通にあり、びっくりとかホラー要素は殆どない、と思う。

 

以下あらすじ

 

主人公マックスはホラーが大好き、そしてホラーショップで働く店員。いつか自分のホラーショップを持つことを夢見ている。

そんなマックスは、エヴリンという女の子と付き合っている。エヴリンは極端な環境保護論者かつ束縛激しめ女。食べ物も、車も、家具も、何もかも、環境に悪いことは気に入らないし、彼氏がそんなことをするのも気に入らない。マックスはエヴリンが大好きなので、彼女の言うがままに、食事も好きな物を食べられなかったり、車を売って排ガスの出ないキックボードを使ったり、相当エヴリンに尽くす。そこに疲れも感じている。

そんな彼女と同棲を始めたのだが、ここで諍いがおこる。エヴリンが勝手に部屋の内装をエコなものに改装、さらに、マックスがホラーショップを開く際の資金源として当てにしていたプレミアのついたコレクションをダメにしてしまう。このことをきっかけに、マックスはエヴリンと別れることを決意。腹違いの兄弟に相談し、エヴリンに別れを告げるために大通りに呼び出す...のだが、エヴリンはそこで交通事故に会い、マックスの手の中で帰らぬ人となってしまう...

悲しみにくれるマックス。気分転換にホラー映画でも見たら?という兄弟の提案に乗り、映画館へ。そこで出会ったアイスクリーム屋の店員オリヴィアという女の子と意気投合、いい雰囲気に。お家で2人でイチャイチャしようとしたところ、なんとエヴリンがゾンビになって帰ってきていて...

果たしてマックスの新たな恋の行方は?

 

という話。ホラー要素はエヴリンがゾンビになるまでないし、全然怖くなかったかな。

 

以下ネタバレありの感想、と言っても伏線とか諸々、特にはないのだけれど。

 

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エヴリンがヤバすぎる。マジで彼女まではいいけど絶対結婚したくない。ストレスでハゲ散らかす。多分マックスにとってのエヴリンの長所は、見た目がいい、身体がエロい、セックスに積極的、それからマックスのことを好きすぎて、おそらく今のところ浮気はしなさそうという所。あれ?最後のって結構大事じゃないか...?

とも思いはするが、自分の趣味のものを捨てられるくだりがヤバすぎる...日本でもプラモ捨てられりフィギュア捨てられたりする夫の話あるけど、あれと同じ。なんとなくエヴリン、マックスを自分のパーツというか、ファッションの一部というか、そんな感じに扱っている気が。

個人として尊重されないマックス。可哀想マックス。

なんか胸の奥が、イタタタ、とズンと重くなるよう女、それがエヴリン。

そのあと出会ったオリヴィア。趣味にも寛容、身体がエロい、セックス大好き、見た目も美人。というかマックス...なんというか好みが...身体で選びすぎでは...?

最後は幸せになれて良かったね。オリヴィアからマックスへのLINEにエヴリンが返信したとこほ、オリヴィアの店をエヴリンが襲撃ところは割とゾッとした。

そしてマックス、モテる。マックスは話にユーモアがあって、優しくて見た目もいい好青年だからモテて当然と言えば当然なのだけれど。

ここまで話してるとおり、ホラーとして印象に残るシーンは殆どない、だってコメディだもの。ゾンビになったエヴリンが防腐剤吐き出すところとか、ヨガで身体をありえない曲げ方をして、骨がバキバキ折れるところくらいかな?グロかったのは。

 

ホラーを期待してみたら、物足りなさはあるけれど、とても面白く見れた。

多分、マックスみたいな経験はないけど、マックスに感情移入出来たからかな?

パートナー選びって大事だなあ、と思った映画(ホラー映画への感想ではない)