ブレア・ウィッチ
ブレア・ウィッチを見た。低予算ながら記録にも記憶にも残り、POVというジャンルの代表作たる映画、ブレア・ウィッチ・プロジェクトの正統続編。サプライズと同じ監督らしい。POVだから手ブレとかあって、画面酔いする人はキツいかも、後述するがビックリ系であり、グロさはほぼない、と思う。
以下あらすじ。
20年前...ブラックヒルズの森でのドキュメンタリー映像の撮影中に失踪した前作主人公ヘザー。弟のジェームスは姉の失踪の原因をずっと考えていた。結局、ジェームスは親友達とヘザーの行方を再調査を決断する。きっかけはYouTubeに投稿された、姉と思しき人物が映った失踪事件の映像...。
果たして姉は見つかるのか...ジェームス一行はブラックヒルズの森から無事生還できるのか...。
以下ネタバレ含む
やっぱり皆いなくなった。
まあそこにしか落とし所はないだろう。皆行方不明、か死んでいる。というのが、前作同様のオチ。気味の悪い恐怖、が多かった(気がする)前作と比べて、今作は...
お化け屋敷感満載のビックリホラーです。
テントが上にバーン!!の部分とか、棒人形壊したら人も壊れた所とかは、なんで?!と、声出して笑ってしまう唐突さ。屋敷に入ってからは、余計にお化け屋敷感が増す。まあ、クリーチャーは姿見せない方が怖かったと思うけど...好き好きでしょう。
前作よりも装備が充実しているのに時代を感じる。GPSにドローンなど。まあそれすらもフラグなのだが。
フラグと言えば、完全旅行気分の主人公たちは、探索前にお酒飲んだりして割と楽しそうな雰囲気を出している。その楽しそうな雰囲気を見ながら、まあ死ぬんだろうな、と思えるわけです。
個人的には、もう少し森の不気味さに、伝説にゾクゾク出来るような、設定について踏み込む描写があれば怖かったなあ、と。
屋敷の探索もハイスピード過ぎて、尻切れトンボ感があったなあ。
ただ、結局ジェームスが姉ヘザーと思っていた人物の正体が実は...という部分は、訳の分からない怖さがあってゾクゾク出来るよ。
物語全体を通して、間延びする所が多いこと、人間の面倒くささ、いつ終わるか分からないビックリ演出が続くので、見終わると疲労感が凄いかも。お酒でも飲みながら、何も考えずに観るのがオススメ。手ブレに酔わないならば、の話だが。
また、屋敷の雰囲気、ビデオの感じなど、バイオハザード7及びその体験版によく雰囲気が似ている(バイオ7が後発)
バイオ7もなあ...ファミパンおじさん倒すまでが面白いよね。
前作も見直してみようかな。