読書覚書『闇の自己啓発』第1部 第2章 中国
今回から、気になったワードを箇条書き、※で感想や思いつきを書いていく。変更もある。
・権威を下から批判するのがポピュリズムの基本戦略、香港デモもオルタナ右翼も反権威という面では一緒
・中国異質論へのアンチテーゼ
・ナッジ
・AIで統治、ポストヒューマン
・アルゴリズムが人を統治する
→よき市民へ教育
→人間は教育に失敗しても廃棄不可
→廃棄は不可だが放棄は可能(スラム)
※格差極まって行った未来か、中年引きこもりとか、こんな風になっていく?
・数値での誘導、言語要らぬ?
※いい人指数的な意味で監視社会か?
※十二国記も読みたい
※ソレスタルビーイングなるほど
・「ビギナーズクラシック 墨子」
・信用スコア
・アズレン
※日本のカルチャーへの愛が凄い
・功利主義の基準、中国は快、映画ジョーカーは自己決定権
※心の余裕がある時に、ジョーカーをみたい
・伊藤計劃『ハーモニー』
・統治功利主義とAI、自我の消去をされる人間
※人類補完計画は本当に幸福かどうか
※自由、個人主義、アイデンティティを、手放すことができるか。
・幸福の定義
※仮に幸福が定義付けられたとして(最大多数の最大幸福、快不快、金銭、自己決定権など多々あるだろうが)、システムやなんやなんやとして、誰かに(政府や権力に)押しつけられてしまえば納得は出来ない気がする。
※自分自身が、「納得」をかなり重視していることを気づく。自己決定との違いがあるかどうか、今後考えてみると自分というものがハッキリしそう。
※「天気の子」、この間の金ローで見れば良かった...
※ニーアレプリカント/ゲシュタルトもセカイ系の物語かどうか?
全体的な感想
個人の自由を突き詰めた結果としての前章のダークウェブ、対照的に個人が監視されてシステマチックに統治されていきそうな中国という構図。
中国に関しての理解不足。要勉強。
なぜこんなことを知る必要があるか?という点について、将来日本がどうなるか分からないけれど、どんな社会でどのように生きていきたいか、それに納得ができるか。
この本を読むモチベーションはそこになりそうだ。
知らないことを知り、分からないことに出会うことで、固まりがちな価値観にどんどん揺さぶりをかけていく。
読書や映画、アニメ、ゲームなど、様々な分野への水先案内人となりそうなこの本。
続きも楽しんで読んでいく。